おみくじとは、物事を機械的かつ公平に決める「くじ」の行為に、神様の意志が表れると、考えられているものです。参拝した後におみくじを引くことで神の真意を知ることができると言われています。
昔は国の政治に関わる重要事項や後継者選びなどの際、神の意志を知るためにくじが使われていました。神社の祭事に関する役決めにもくじが使われていたようです。
おみくじは「御神籤、御神鬮」などと書きます。
くじの方法はさまざまありますが、昔はいくつかの紙に名前や選択事項を書いて、神前で御祈願をしてから一枚を選び、後継者などを決定していました。他には紙の上で御幣を振って、御幣にくっついた紙に記された内容に決定する、というものもあるようです。
最近の神社のおみくじは、箱に入ったくじの中から1つを選び、「大吉」「吉」などの運勢結果と「金運」「待人」などの詳細なメッセージ、そして和歌などのお言葉が載っているものが多いです。
それでは、おみくじの占い方をご紹介します。
●おみくじを引くのは参拝を済ませてから。神様に具体的に伺いたいことを伝えてから引きましょう。
●おみくじの有効期限はとくにありません。一年毎でも毎月でも毎週でも大丈夫です。
●運勢の順番は神社によって違いますが、基本的には、大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶となっています。
●運勢結果よりも、書いてある内容をしっかり読んでみてください。大吉でも書いてあることは厳しかったり、小吉でも明るい内容が書かれていたりすることがありますよ。
明治神宮のおみくじは「大御心(おおみごころ)」と言って、吉凶は書かれていません。明治天皇や昭憲皇太后の和歌が記されています。内容を読み解いて、自分に必要なメッセージを感じ取る…これがおみくじの正しい捉え方なのだと感じます。
たくさんのおみくじの中から引いた一枚はきっと大切なメッセージ。境内に結びつけるのも良いですが、持ち歩いて時より読み直してみると、もっと神様と繋がれそうな気がしますね。
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