絶景に出会える神社6選!
神様を感じる神域特集【後半】

神社に足を運ぶと、息を飲む大自然や、不思議な言い伝えが残る場所など、心に残る景色と出会うことがあります。今回も前回に引き続き「神様を感じる神域」絶景を特集します。
前回の記事はこちら絶景に出会える神社5選!神様を感じる神域特集【前半】
後編では、神業としか思えない光景もご紹介!編集部が実際に訪れた神社の中から厳選してお届けします。見るだけで心が揺さぶられる絶景の数々をぜひご覧ください!そして良ければ実際に訪ねてみてくださいね。

貴船神社(京都)

一年を通して映える絶景

縁結びの聖地として大人気の貴船神社。でも人気の理由はそれだけではありません。

境内の横を流れる川のせせらぎ、空気の清らかさ、深くて飲み込まれそうな程の神々しい山、そのすべてが貴船神社の象徴です。どこを切り取っても絶景が待っています。

そして何と言っても有名なのは、本宮へ続く石階段と赤い燈籠、この真っ赤な燈籠は、新緑の季節にも、紅葉の季節にも、積雪の季節にも、とてつもなく映えるのです。
さらに早朝、真昼、夕方でも面白いほど雰囲気が違います。いつ行っても、絶景があなたを待っている場所なのです。

貴船神社の桂の御神木
深緑の季節の貴船神社


冬の夜の貴船神社

本宮から歩いて数分で行ける結社(ゆいのやしろ)、奥宮(おくのみや)もそれぞれ雰囲気が違うので、ぜひゆっくり参拝してみてください。
※結社は今夏の台風の影響で閉所中、本宮で参拝できます(2018年12月現在)

貴船神社
〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180


田村神社(香川)

面白すぎて前に進めない?

香川県高松市に鎮座する田村神社は、讃岐国一宮として古くからこの地を守ってきた古社です。

水不足に悩まされてきた地域の中でも、比較的水が豊富だった場所に水神様をおまつりしことが始まりとされ、御祭神は龍神様と言われています。

その龍神伝説を象徴するような絶景にも出会えますよ。
大判・小判に囲まれた龍神様の格好良い御姿は必見!近寄るだけで有難い気がします。

その他にも田村神社には思わず足を止めてしまうような見所が沢山!千本鳥居に八咫烏(ヤタガラス)が構えるこの光景もここでしか見られません!

見所が多すぎて御本殿までなかなかたどり着かないほど。
その分、あなただけのお気に入りポイントが見つかるはず。くわしくは近々取材記事でご紹介します♪

田村神社
〒761-8084 香川県高松市一宮町286


祐徳稲荷神社(佐賀)

地上に立つ龍宮城

日本三大稲荷に数えられる祐徳稲荷(ゆうとくいなり)神社は、佐賀県鹿島市に鎮座しています。

石壁山を背後にして立つ本殿の姿は唯一無二の絶景です。漆塗りの豪華絢爛さが緑の山をバックによく映えます。

まるで地上に現れた龍宮城のようです!

祐徳稲荷神社の御社殿

階段を登って本殿に行く途中見える、御神楽殿の屋根。この流れるような造りもぜひ見てほしい!

本殿のさらに上にある奥の院からは、鹿島市内や有明海が一望できこちらも絶景!

本殿から急な山道を登っていくので、体力に自信のある人はぜひ山頂まで登ってみてください。

祐徳稲荷神社
〒849-1321 佐賀県鹿島市古枝乙1855


東霧島神社(宮崎)

神業としか思えない!三段に割れた石の秘密

神話の国、宮崎県には数多くの神話にまつわる神社があります。きっとあなたにとっての“推し神社”があるはず。

今回、奥宮編集部がおすすめするのは「東(つま)霧島神社」です。東と書いて“つま”と読みます。こちらの神社とは別に「霧島東(ひがし)神社」という神社さんもあるのでお間違いなく。(霧島東神社も素敵な場所です)

東霧島神社で出会える絶景は、「神石」という三段に綺麗に割れた石。
これは、国生みの神様イザナギノミコトが、妻イザナミノミコトの死を嘆き、その悲しみの涙で凝り固まった石だと伝わるもの。つまり神様の涙でできた石!!!(すごい!)

イザナギノミコトは、この世で二度と同じような災難に人々が遭わないよう、祈りを込めて石を剣で切ったそうです。その剣は「十握の剣(とつかのつるぎ)」と言われ、この東霧島神社の御神体として納められています。

東霧島神社の神石

さらにもうひとつ、見ていただきたいのは「鬼磐階段」といわれる階段。

振り向かずにこの階段を、願い事をとなえながら登ると願いが叶うと言われていて、「振り向かずの坂」とも呼ばれています。

その昔、悪さをする鬼が村の娘を嫁にもらっていこうとしたため、神様が

「一夜にして一千個の石を積み上げ、神殿へ通ずる階段を作れたら願いを叶えよう。もし出来なかったらこの地を去りなさい」

と契約したそうです。
さすがに無理だろうと皆思いましたが鬼たちはあれよ、あれよという間に岩を積み上げていきました。
驚いた神様は急いでナガナキドリを鳴かせて朝を知らせさせ、鬼たちは朝が来たと勘違いして、九百九十九段積み上げたところで退散していったと言います。

写真には写っていませんが、階段の下には大きな赤鬼がいます。ぜひ会いに行ってみてください。

東霧島神社
〒889-4504 宮崎県都城市高崎町東霧島1560


天孫降臨神籬斎場(鹿児島)

神の聖地の間近に迫る

NHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニングにも登場する霧島神宮。天孫降臨で知られるニニギノミコトと、妻神のコノハナノサクヤヒメ、他をおまつりする由緒ある神社です。

しかし霧島神宮は昔から今の場所にあった訳ではなく、もともとは高千穂峰(たかちほのみね)に鎮座していました。それが噴火の影響で下山していき、今の場所になったのです。

高千穂峰→高千穂河原→(行宮)→現在地

と、ニニギノミコトが降臨したと伝わる高千穂峰から徐々に下っていきます。今回紹介する天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりん ひもろぎさいじょう)は、2番目の地、高千穂河原に霧島神宮があったときの場所です。霧島神宮古宮址(きりしまじんぐう ふるみやあと)とも言われています。

霧島は、名前のごとく霧がかった地域。屋久島の次に降水量が多い場所と言われています。

編集部が訪れた時も今にも降り出しそうな曇り空で、しかも雷があちこちでゴロゴロと鳴っていました。まさに神様の存在がすぐそこまで迫るような神域!

今でもここで、霧島神宮の祭祀が行われています。
マグマが眠る大地のパワーと、空から迫る雷雨の神様に挟まれた神域。マニアックなあなたにオススメな絶景スポットです!

天孫降臨神籬斎場
〒899-4201 鹿児島県霧島市霧島田口2583−12


荒平天神、諏訪神社(鹿児島)

西郷どんも見ていた?風光明媚な絶景

鹿児島県の大隅半島で、風光明媚な神社と出会いました!

錦江湾をバックに、岩と木々に囲まれた「荒平(あらひら)天神」です。天気が良ければ湾の向こうの薩摩半島にある開聞岳(かいもんだけ)、通称薩摩富士も見えます。その風光明媚な姿はじわじわと話題になっているのです。

鹿児島県鹿屋市の荒平天神

荒平天神から車で30分程進むと、二つの鳥居が並ぶ「諏訪神社」があります。並立鳥居は非常に珍しいもの。左の鳥居から入って、右の鳥居から出る習わしがあります。南国らしい朱色の社殿も必見です。

近くには、西郷隆盛が大隅での猟の際に宿泊したと伝わる「西郷南洲翁宿所」や、大河ドラマ「西郷どん」のオープニングで登場する「雄川の滝」も。西郷どんもこの神社に訪れていたかもしれません。

鹿児島県の諏訪神社の鳥居

荒平天神|鹿児島県観光サイト
〒891-2313 鹿児島県鹿屋市天神町
諏訪神社|鹿児島県観光サイト
〒893-2502 鹿児島県肝属郡南大隅町


まとめ

絶景神社特集、後半の6社は、1貴船神社、2田村神社、3祐徳稲荷神社、4東霧島神社、5天孫降臨神籬斎場、6荒平天神、諏訪神社をご紹介しました。どの景色も他では見ることのできない自然と人間の技術が織りなす絶景です。あなたの心が反応する景色を探してみてください。

最後に、最近撮影マナーがあまり良くない方が増えているのだそうです。特に神聖な神事の撮影には、気を配りたいですね。神事はショーではなくて神様のためのもの。身勝手な行動で神事に支障が出てしまったら残念です。大切な伝統を伝えていくためにも、撮影マナーには皆さん一緒に気を付けていきましょう!

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