小正月には何をするの?
餅花、粥占い、左義長、ナマハゲも?
小正月の前後には、餅花やまゆ玉などを飾って豊作を祈る風習があります。また一年の豊凶を占う「粥占神事」などの呪術的な行事も、小正月時期に行うところが多いです。
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小正月に「小豆粥(あずきがゆ)」を食べて無病息災を願う風習は、粥占神事で小豆粥の炊きあがり具合を見ることが由来しているという説もあります。
さらに左義長(さぎちょう):とんど、どんどん焼き、さいとう焼き、ぼっけんぎょう、三九郎焼きなどと呼ばれる火祭りで、松飾りを焚き上げるのもこの頃です。※地域によって呼び名や期日、内容に違いがあります。
昨年、ユネスコ無形文化遺産に登録された「ナマハゲ」などの来訪神も、小正月行事の一つです。戦後は大晦日に行われるところも増えました。
元成人の日
1月15日と聞くと、以前の「成人の日」を連想する人も多いと思います。これは元々、新年最初の満月である小正月の日に「元服(げんぷく)」を行っていた名残です。※ハッピーマンデー制度により平成12年(2000年)から1月第2月曜日が成人の日となりました。
連休が増えるのは嬉しいですが、日にちに隠された思い・背景は忘れたくありませんね。